最近電動歯ブラシを使う方は多くなってきましたが、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で使用することをおすすめしています。そこで今回は、“電動歯ブラシのメリット・デメリット”についてお伝えします。

電動歯ブラシとは？

電動歯ブラシは、自身で小刻みに歯ブラシを動かさなくても、歯に付着したプラークとよばれる歯垢や食べカスを取り除くことができる画期的な口腔清掃器具です。もともとは歯みがきを上手くおこなうことのできない障害者向けに開発されたものです。その後、電動歯ブラシの利便性が人気を呼び、口腔ケア用品として私たちの生活にも認識をされるように。ただし使用方法をきちんと理解して正しく使用する必要があります。

電動歯ブラシの特徴

電動歯ブラシはブラシの部分の駆動方式の違いによって次の４つに分けられます。効力も価格もそれぞれ違いますので、ご自身にあった電動歯ブラシを選択されることをお勧めします。

「どれを選んだら良いのかわからない」とお困りのかたは、つきのもり歯科クリニックまでご相談ください。

・振動式歯ブラシ

・回転式歯ブラシ

・音波式歯ブラシ

・超音波式歯ブラシ

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシにもメリット・デメリットもあります。大変画期的な器具ではありますが、その特徴を知らずに間違った使い方をしていてはかえって歯を傷つけることに。

メリット

・通常の歯ブラシでの歯磨きに比べ短時間で歯を磨くことが可能

デメリット

・電動歯ブラシは完璧に歯磨きをしてくれる機械ではなく、あくまでも歯みがきを補助する役割

・磨けている気になっていても、磨き残しがあることもあり、注意が必要

・歯肉を傷つけてしまう恐れがある（正しい使用方法を身につけることが大切）

電動歯ブラシの正しい使用方法

電動歯ブラシの正しい使用方法は、虫歯や歯周病予防にも繋がります。

是非、正しい使用方法で電動歯ブラシを活用しましょう。

持ち方

・電動歯ブラシは、掴むように持つパームグリップ、ペンを持つように持つペングリップで持つ

使用をおすすめする歯磨き粉

・研磨剤や発泡剤が含まれていないものを使用する

・米粒程度の量を使用

・研磨剤を使用するときは、口の中に電動歯ブラシを含んでからスイッチを入れる

歯をみがく順番

・みがき残しがないように、順番を決めてみがく

・どの部分をみがいているのかを確認しながら歯磨きをするために、鏡をみながら歯をみがく

ブラシをあてる角度

・みがく部位によってブラシの毛先をあてる角度をかえる

・みがきやすい角度に持ち替えて磨く

・歯肉と歯の境目をみがく時は斜め45℃に歯ブラシの毛先をあてる

歯肉を傷つけてしまう恐れがあるので歯肉のみがきすぎには注意が必要です！